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便秘を改善する食べ物・飲み物 腸内環境について

便秘の人は水溶性食物繊維をとるべし!

投稿日:8月 21, 2018 更新日:

腸こそが健康を維持・増進するための「重要拠点」

腸は、「第2の脳」と呼ばれるほど、重要な部位です。

まず、腸は、脳の支配を受けず自発的に働き、ホルモン分泌などを行っています。また、免疫細胞の多くが腸に存在し、異物から体を守るという重要な役割も担っています。さらには、自分の意志とは無関係に、血管や臓器の働きを調整する自律神経にも、腸が深くかかわっているのです。

順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生は、腸こそが、私たちの健康を維持・増進するための「重要拠点」だと考えています。

その重要拠点に、老廃物が滞留した状態が便秘です。便秘が全身に悪影響を与えることは、想像に難くありません。

小林先生は、便秘外来を受診する患者さんに、腸内環境を整える、さまざまな方法を指導しています。なかでも、食生活については、必ず次の二つを実践してもらっています。

 

 

便をやわらかくし、排出をスムーズに

一つめは、ヨーグルトや納豆、漬物などの発酵食品を食べること。発酵食品は、腸内の善玉菌をふやし、腸内環境を整えてくれます。

二つめは、食物繊維をたっぷりとること。食物繊維は、腸内の善玉菌のえさとなり、腸内環境の整備に役立ちます。

さて、現代人に注意してほしいのが、食物繊維の摂取についてです。腸内環境を整えるうえで欠かせない栄養素ですが、その摂取量は大幅に不足しています。厚生労働省は、成人の食物繊維摂取量の目安を、1日当たり17~19gとしていますが、実際のところ、14~15gしかとっていないのが現状です。

さらに、摂取する食物繊維の種類にも偏りがあります。

食物繊維には、水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維があります。

不溶性食物繊維は、水分を吸って膨らみ、便のかさを増すことで、腸の動きを活発にする働きがあります。

水溶性食物繊維は、水に溶けてヌルヌルとしたゲル状になり、老廃物や毒素を吸着すると同時に、便をやわらかくし、排出をスムーズにします。

不溶性食物繊維をとりすぎるとさらに出にくくなる

食物繊維は、不溶性と水溶性を2対1で摂取するのが理想的です。しかし、食材に含まれる食物繊維の割合は、不溶性に偏りがちです。

例えば、サツマイモに含まれる食物繊維の比率は、不溶性3に対して、水溶性が1。レタスは、不溶性10に対し、水溶性が1です。水溶性食物繊維の割合が高い食品は、海藻類やゴボウなど、少数に限られます。

便秘の人が、不溶性食物繊維をとりすぎると、滞留していた便が、水分を吸収されてかたくなり、さらに出にくくなることがあります。だからこそ、便秘の人は、水溶性食物繊維を多くとることが必要なのです。

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