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「足の三里」のツボへの刺激が便秘にも下痢にも効果を発揮

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過敏性腹症候群の改善効果も期待できる

「足の三里」は、ひざ下の、すねの外側部分に位置します。便秘や下痢などをはじめとした胃腸の不調や、ひざ痛などの足の不調を改善するとともに、全身を元気にするツボです。

足の三里は、ツボの代名詞ともいえるほど、一般にも浸透しています。古くは、『おくのほそ道』にも登場し、桧尾芭蕉が足の三里に灸をして、体調を整えたという記述もあるほどです。

実際に、足の三里の刺激によって、腸のぜん動運動が促進することが判明しています。

ヒトを対象とした実験で、足の三里を刺激したあとの、腸の音の変化を視覚化したものがあります。上下の振れ幅が大きいほど、腸の動きが活発になったことを表します。

ツボを刺激したあと、腸の動きが活発になったことが明白になりました。さらに、この実験で、足の三里を刺激すれば、過敏性腹症候群の改善効果も期待できることが判明しました。

 

 

便のかたさは78%、排便量は56%が改善

また、次のような臨床研究も行いました。排便に不快感がある男女22名を対象に、足の三里を刺激するAグループと、刺激をしないBグループに分けて、「排便回数」「排便量」「便性状(便のかたさ)」「残便感」「排便時の腹痛」「ウサギ便の有無」を比較した実験です。

その結果、Bグループは、実験前彼の変化が、ほとんどありませんでした。

一方のAグループは、排便量は約56%、便性状は78指%、ウサギ便の有無は約67%の改善率という結果が出ました。また、排便時の腹痛も、治療前の平均値が42・5%に対し、治療中26・2%、治療後24・1%と減少したのです。さらに、排便回数や残便感にも改善傾向が確認されました。

この結果から、足の三里の刺激が、どのタイプの機能性便秘も改善する傾向が認められたのです。特に、排便量や便性状に影響を及ぼし、それに付随する残便感や腹痛などの軽減にもつながったのだと考えられます。

つまり、腸のバランスが調整されて、便秘にも下痢にも力を発揮しました。これこそが、体のひずみを治す、という鍼灸治療の真骨頂です。

これらの実験では、足の三里に鍼治療を施しましたが、指圧による刺激でも、同等の効果が得られます。また、市販されている家庭用の簡易灸を用いてもいいでしょう。1日2~3回、1回5分を目安に刺激してください。きっと、便秘や下痢の改善に役立つはずです。

→「足の三里」と呼ばれるツボの刺激が機能性便秘を改善する

 

 

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