便秘が治らない

なかなか便秘が治らない人にお役に立つブログ


便秘について 便秘を予防するために

腹筋の衰えが便秘の発症に大きくかかわっている

投稿日:

内臓を支えてその働きを正常に保つ腹筋

高齢者に弛緩性便秘が起こりやすい大きな原因として、加齢による腹筋の衰えや腸壁の弾力性の低下があります。

高齢者の弛緩性便秘を解消に導くには、これらの原因を取り除く必要があります。しかし、老化によって低下してしまった腸壁の弾力性自体を自力で回復させるというのは、難しいといわざるをえないでしょう。そこで必要となるのが、高齢者の弛緩性便秘のもう一つの原因となっている腹筋の衰えを正すということです。

腹筋は、さまざまな内臓を支えたり、その働きが正常に行われるのを助けたりするのに重要な役割を果たしています。

大腸や小腸、胃など、私たちの腹部に収まっている内臓は、主に腹筋の力によって支えられて、本来あるべき位置を保っています。ところが、加齢や運動不足などが原因で腹筋が衰えると、内臓を支える力も弱まっていきます。その結果、大腸の上部にある胃が重力の影響で下垂してくることも相まって、大腸がたるむ「タルミ腸」を引き起こしてしまうのです。

先ほども述べたように、特に高齢者の場合は、若いころに比べると腸壁の弾力性が大きく低下しているため、腹筋の裳えによる大腸のタルミは、さらに起こりやすくなるといえるでしょう。

 

 

腹筋は排便時のいきむ力を生み出す源

また、腹筋は大腸が便を直腸に送り出して排便を促すという点でも、重要な役割を担っています。

よく「いきむ」という言葉が使われますが、排便のさいには、意識をするしないにかかわらず、誰しもおなかにぐっとカを入れた状態で踏んばり、いきんでいるものです。

大腸で作られた便は、ぜんどう運動(内容物を先送りする働き)によって直腸まで運ばれますが、そこから肛門を通じて体外に押し出すには、さらなる力が必要です。

つまり、私たちは腹筋を使っていきみ、おなかの内側に圧力を加えることで、便を体外に押し出しているというわけです。腹筋が衰えると、当然、便を体外にうまく押し出せなくなり、便秘は悪化していくことになります。

このように、腹筋の衰えは、さまざまな意味で便秘の発症や悪化を促します。高齢者が転倒などで一時的にでも寝たきりになり、腹筋などの全身の筋肉が急激に衰えると、それまで便秘のなかつた人でもほぼ例外なく便秘に陥るものです。

こうした事実も、腹筋の衰えが便秘の発症に大きくかかわっていることを如実に示しているといえるでしょう。

 

 

-便秘について, 便秘を予防するために

執筆者:

関連記事

便秘解消に効果のある白湯とヨーグルト

自分のうんこを継続的に観察しよう! 石井先生たちが推奨する、最も手軽な便のチェック法は、「観便」、つまり、自分の便を継続的によく観察することです。 ふだんと比べて明らかに細い便が、1週間以上続く場合は …

「うんこ」をチェックすることで、腸の健康度がわかる

小腸を大腸のように変形させることができる 消化器外科医師の石井洋介先生は、中学3年生のころ、何度か血便が出たのですが、なんだか怖くて、黙っていました。すると高校生になってすぐ、治療法がない難病の潰瘍性 …

便秘を専門に診察する「便秘外来」

生活指導だけで大半の便秘は改善 「便秘外来」開設当初は、医師の間でも「便秘で病院へ行くなんて」という意識がまだ色濃くありました。その後、研究が進み、便秘が全身の健康を害する大きな原因となることが明らか …

朝ゆったりとした時間を持つことが、快便につながる

朝食をとるとさらに効果的 便意は、リラックスした状態になって、はじめて起こるようにできています。ですから、朝、1分1秒を争っているときには、便意は起こりにくいのです。 朝少し早く起きて、朝食を食べて、 …

「下痢のときは水分の摂取を控えたほうがいい」は間違い

食事やストレス、病気など下痢の原因は多様 よく悩ませるおなか不調としては、便秘とともに下痢があります。 小腸で栄養分が吸収された食べ物の残りカスは、さらに大腸で水分が吸収されて便になります。その一方で …

PR