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便秘を予防するために 腸内環境について

過度の清潔志向が便秘や腸内環境を悪くする原因に

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過度の除菌・抗菌で病気を招きやすくなる

最近になってようやく、「腸内環境」の重要性が、一般の人たちの間でも広く認識されるようになりました。実際に、腸内の善玉菌が減って悪玉菌が増えると、腸内環境が悪化して便秘や下痢が起こりやすくなります。同時に免疫(病原体から体を守るしくみ)のバランスもくずれ、食中毒やアレルギー痛が発生しやすくなるのです。

そのためか、近年、日本人の間では「体に有害な細菌を徹底的に排除しよう」という風潮が強まっているように感じられます。その証拠に、公共施設の入口には必ずといっていいほど手のアルコール消毒液が置かれ、薬局やスーパーには除菌・抗菌グッズがあふれています。

日ごろから消毒や殺菌に励む習慣は、いかにも衛生的で、一見すると健康に有益であるかのように思えます。しかし、皮膚の表面や口内に存在する細菌を必要以上に排除すると、腸内細菌など、私たちの体に住み着いている細菌全体のバランスがおかしくなり、かえつて病気にかかりやすくなってしまうことは、あまり知られていません。

例えば、腸の悪玉菌のひとつとされる大腸菌は、心底悪い菌ではなく、野菜に含まれる食物繊維を分解するなど、いい働きをする一面があります。つまり、悪玉菌といえども一定量は体内に必要なのです。もし、腸内の悪玉菌が全く存在しなくなったら、きっと腸の病気が増えることでしょう。

 

 

清潔習慣はほどほどがいい

そもそも、衛生上よくないといわれる細菌でも、人体に本当に有害な細菌はそれほど多くありません。しかも、食中毒を招く病原性大腸菌など病原性の強い細菌は、おおむね生命力が弱く、ほかの細菌の影響ですぐに死滅してしまうものです。

しかし、除菌・抗菌を徹底してほかの細菌がいなくなると、病原性の強い菌は感染した人間の体内でやりたい放題となり、悪さを働くようになるのです。

また、消毒・殺菌をやりすぎると、免疫にかかわる細菌まで死んでしまい、花粉症やアトピー性皮膚炎といったアレルギー病が起こりやすい体質にもなります。皮肉なことに、アレルギー病にかかる人は、泥にまみれて育った私のような戦前生まれの世代より、清潔な室内で大事に育てられた現代っ子のほうが圧倒的に多いのです。

もちろん、うがいや手洗いといつた衛生習慣が、インフルエンザなどの病気を防ぐことは疑いのない事実です。要はやりすぎないことです。

 

 

-便秘を予防するために, 腸内環境について

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