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便秘について 便秘を予防するために

排便時は決して無理をせず自然な便意にまかせて、リラックスして排便をしましょう

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排便が2~3日なくても気にしない

「毎日、排便がないのは便秘でしょうか」

これは、医師が患者さんからよく受ける質問の一つです。「毎日規則正しい排便があるのが健康のバロメーター」というイメージを、多くの人が持っているためでしょう。実際には、腸がどんなに健康で若々しくても、排便が毎日あるという人は、さほど多くはないのです。

一日でも排便がないと、おなかが張って苦しいという人もいれば、2~3日排便がなくても不快感がないという人もいます。排便が毎日あるのに越したことはありませんが、排便のペースは個人差が大きいので、「毎日の排便」よりも自覚症状のほうを重視しましょう。

例えば、排便できていてもおなかに張りや違和感があつたり、便が出ないために食欲が落ちたり、排便に違和感や不安を伴ったりする場合は、便秘と考えられるので、専門医を受診したほうがいいでしょう。

こうした自覚症状がなければ毎日出なくてもあまり気にする必要はありません。むしろ、「毎日出ないのは不健康」と思い悩んでしまったり、無理に排便しようとしたりする焦りやストレスが、自律神経(意志とは無関係に血管や内臓の働きを支配する神経)の働きを交感神経(心身を緊張状態に導く神経)優位にさせ、便秘を招いてしまうことも少なくありません。

 

 

いきみすぎは痔や脳卒中を引き起こす恐れが

無理に排便しようとして、便意もないのに、トイレに座っていきみすぎてしまうのも、よくありません。なぜなら、いきんで腹圧がかかると、体全体が緊張して交感神経優位となるため、かえって便秘の悪化を招いてしまうからです。

また、いきみすぎて直腸(大腸の最終部分)や肛門に過度の負担がかかり、切れ痔やイボ痔が発生しやすくなります。特に女性は、男性より痔になりやすいことが知られています。女性の3人に1人は痔を経験したことがあるという統計もあるほどです。

そして最も怖いのが、いきむときに息を止めて力を入れてしまうことから起こる脳卒中の発作でしよう。

気温差の激しい冬場に、高齢者がトイレで脳卒中発作を起こす事故がよく起こりますが、高齢でなくても、いきみすぎは全身の血管を収縮させて血圧を上昇させてしまうため、高血圧や脳卒中のリスクが高まってしまいます。

こうしたことをさけるためにも、排便時は決して無理をせず自然な便意にまかせて、リラックスして排便をすますことが肝心です。

 

 

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