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腸内環境について

腸内環境をよくすれば虫歯や歯周病を防ぐ

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腸が唾液の質を左右している

口の中を診ると、腸の健康状態がわかる…。こういうと、まさかと思うかもしれませんが、ほんとうです。口と腸は一見別々に見えますが、実は深い関係があり、お互いに強く影響し合っているのです。

口から食道、胃、腸、肛門までは、粘膜でつながっており、消化という共通の機能を持っています。そのなかで、特に細菌の多いところが、口と腸です。口には数十億個、腸には100兆個以上という膨大な数の細菌が棲んでおり、この細菌のバランスで口や腸の健康が決まるといわれています。

口の中で、ミュータンス菌(別名・虫歯菌)の割合が増えると、虫歯になります。また、歯周病菌が潜む歯垢(プラーク)や歯石がふえると、歯周病を招きます。ところが、その原因は腸にあると考えられているのです。

カギを握るのは、唾液です。唾液には殺菌・抗菌作用があり、口の中に入ってきた病原性の菌を殺し、その増殖をおさえる働きがあります。したがって、虫歯や歯周病を防ぐには、質のよい唾液がじゅうぶんに分泌される必要があります。

 

 

よい血液ができ、唾液の質も上がる

この唾液の質を左右するのが、腸です。唾液は、血液から作られますが、血液は腸で作られるという説があります。食物の栄養は腸から吸収され、腸の一部の造血臓器を通って血液ができ、それをもとに唾液が作られると考えられています。

ですから、腸内環境をよくすればよい血液ができ、唾液の質も上がります。その結果、口の中の環境も改善して、虫歯や歯周病を防ぐと考えられるのです。

実際に腸内環境がよくなったら、口内環境が改善したという実験データがあります。

4人の女性に乳酸菌生成エキスを10日間飲んでもらい、飲用前後の口内環境を調べました。この乳酸菌生成エキスとは、16種類の乳酸菌から生成されたサプリメントで、腸の善玉菌をふやすことがわかっています。

調べたのは、①唾液の分泌量、②pH値、③口内の細菌数などです。

その結果、唾液の分泌量は、4人の5分間の平均で5・6から6・5へふえました。

唾液を介して密接につながっている

唾液の質の指標となるのが、酸性やアルカリ性の度合いを示すpH値です。その値は6~7が最もよい状態で、5・5以下になる(酸性が強くなる)と虫歯や歯周病になりやすくなります。実験では、全員のpH値が上がって6に近づき、虫歯や歯周病に対する抵抗力が高くなりました。

細菌数では、2名にミュータンス菌の顕著な減少が見られました。また、虫歯を悪化させるラクトバチルス菌は、1名に減少がありました。

口内環境は、そう簡単に変わるものではありませんから、これだけの変化は驚きです。

なお、被験者はいずれも腸の状態がよくなり、「お通じがよくなった」「便秘をしなくなった」という声が上がりました。

また、歯周病の患者さんのなかにも、歯肉の炎症が治まったかたもいます。

このように腸内環境と口内環境は、唾液を介して密接につながっているのです。

お口のケアで免疫力の低下を防げる

実験で使った乳酸菌生成エキスは、腸の乳酸菌をふやすサプリメントですが、たくあんやカブの漬物でも同じような効果が期待できます。

これらの漬物は、私たち日本人が昔から食べていた発酵食品で、腸内の善玉菌のえさとなる植物性の乳酸菌を豊富に含んでいます。そのため、腸内環境を改善し、唾液の質を高めてくれるのです。

また、大根やカブの漬物を食べる際は、よくかむ必要があるので、唾液の分泌量もふえます。

これと併せて、お口のケアも大事です。口の中の細菌は、歯と歯ぐきの間のすきまに多くいて、食べ物をかむと、そのすきまから体内の毛細血管に入っていきます。これらの菌は白血球に退治されますが、その際にたくさんの白血球が使われると、免疫力が低下してしまいます。

それを防ぐには、食事をする前の歯磨きが有効です。食前に歯を磨くと、口の中での菌の増殖を防げます。これにより、食事で血中に入る菌をへらせるのです。

このように口と腸はつながっていますから、口の中をキレイにすることは、腸内環境をよくすることにもつながります。反対に、腸内環境をよくすれば、虫歯や歯周病を改善させ、また防ぐこともできるのです。

 

 

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