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便秘を改善する運動・動作

便秘を改善する呼吸法「おじぎ呼吸」でスタイルも良くなる

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1~2分で便通に効く!

ボイストレーナーで洗足学園音楽大学講師の安ますみ先生は、ミュージカル、ポップス、オペラ歌手、俳優、声優、狂言師といった「声を使うプロ」に対し、ボイストレーニングを長年続けてきました。

一方でカルチャーセンターや音楽大学で一般の人向けの指導もしています。

その中で、プロ・アマを問わずボイストレーニングを続けると、声とは別の副次的効果が出ることがわかってきました。

その一つが、やせてスタイルがよくなるという「ダイエット効果」で、もう一つが、お通じがよくなるという「便秘解消効果」なのです。

ボイストレーニングでは、「正しい姿勢」と「正しい深呼吸」を、まず最初に身に付けてもらいますが、そもそも、この深呼吸が、便通を促す「名人」だということを、皆さんはご存じでしょうか。深呼吸を1~2分行うと、それだけで便秘を改善する運動になるのです。

 

 

スタイルも見違えるほどよくなった

その深呼吸を安先生なりにアレンジし、美しい声をらくに出す訓練法として考案したのが、今回紹介する「おじぎ呼吸」です。

おじぎ呼吸は、みずおちから体を前傾させて、おじぎをしながら息を吐き切るという、横隔膜を使った深呼吸法です。

安先生が指導する生徒さんには、毎回必ず、このおじぎ呼吸をやってもらいます。

この呼吸を続けると、どんな人でも声がよく出るようになります。一方で、お通じもよくなるため、トレーニングを受けるうちにいつの間にか重症の便秘が治っていた、という生徒さんも少なくありません。

最近では、52歳の生徒さん(一般女性)が、おじぎ呼吸を続けるうちに、20年来のがんこな便秘が改善したということです。実際に、それまでポコンと出ていたおなかが引き締まり、スタイルも見違えるほどよくなりました。

肛門近くの便を排泄しやすくする

もちろん、かくいう安先生も便秘とは無縁です。声と体をよく使うので、普通の女性の2倍は食べるのですが、体重は、20代のころからずっと40kg弱を維持しています。安先生は正直、もう少し太りたいと思っているのですが、毎日、食ベた分だけきちんと出るので、太ることができないのでしょう。

おじぎ呼吸で、スタイルや便通がよくなる理由を、安先生は以下のように考えています。

まず、おじぎ呼吸は、胸式呼吸から腹式呼吸に変えていく呼吸法です。

胸式呼吸は、肋骨と肋骨の間を広げたり狭めたりしながら行う、浅い呼吸。それに対し、腹式呼吸は、横隔膜を上下させておなかを膨らませたりへこませたりしながら行う、深い呼吸です。

おじぎ呼吸をすると、自然と横隔膜が上下するので、新鮮な酸素が体に循環します。それが、全身の代謝をよくしたり、排便をコントロールしている自律神経(意志とは無関係に内臓を支配している神経)の働きをよくしたりするのです。

さらには、横隔膜を活発に動かすことで、外腹斜筋、腹直筋、腹横筋、内腹斜筋といった腹筋群も動きます。これが、腸の働きを活発にしているのでしょう。

おじぎの姿勢は排泄を促す姿勢

また、「おじぎの姿勢」が、排泄を促す姿勢であることは、よく知られています

前傾姿勢を取ると、肛門付近の筋肉が開きやすくなり、その体勢で深呼吸をすることで、肛門の近くまで下りてきている便を排泄しやすくなるからです。

以上のように、おじぎ呼吸は、前傾姿勢と横隔膜を動かすという相乗効果で、高い排便効果が期待できるのでしょう。

おじぎ呼吸には、立って行うものと座って行うものがありますが、便秘の解消には、座って行うものがお勧めです。

やり方のポイントは、

・上半身の力を抜くこと

・口呼吸で、できるだけ息を吐き切ること

の二つです。

「ふぅー」と言いながら吐くようにすると、息を吐き切ることができます。満腹だと、横隔膜が動きにくいので、おじぎ呼吸は、食後すぐにするのは避けてください。

毎日1~2分間でもいいので続けていると、2週間くらいから便通がよくなっていくでしょう。その後も続けて響く声が出るようになるころにはきっと、便秘になりにくい体質に変わっているはずです。

 

 

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