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落下腸の人の便秘を改善する方法「腸戻し」のやり方

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立つと下腹が出る人は要注意

ねじれ腸の患者さんがへった一方で、2014ごろからふえてきたのが、やはり重症便秘である「落下腸」の患者さんです。落下腺は、ねじれ腸に有効な大腸ゆらしも、運動も、あまり効きません。それだけに、患者さんの悩みも深刻です。最近は、国立病院機構久里浜医療センター部長の水上健先生の外来の便秘の患者さんの約8割を占めています。

あなたの便秘が落下腸による便秘かどうかは、ご自分で見分けることができます。次の5点をチェックしてください。

①子供のころから便秘だった。

②腹痛を伴う便秘になったことがある。

③便秘の後、下痢や軟便が出たことがある。

④運動量がへったとたん、便秘になったことがある。

⑤立ち上がると下腹が出る。

このうち①~④は、ねじれ腸にも該当します。それに加えて落下腸は、立ったときに重力で腸が落ち込み、下腹がポッコリと出る状態です。

落下腸自体は、今の医学では治すことはできません。でも、落下腸の人の便秘を改善する方法はあります。その1つが、腸戻しです。

姿勢をよくすることも大切

腸戻しは、①腸の押し上げ、②下腹部の刺激 の2つのマッサージからなります。

いずれのマッサージも1回1分でけっこうです。ですから、両方で2分です。これを朝食前と就寝前の、1日に2度行うといいでしょう。

①あもあおむけになって、腰の下に枕かクッションを置き、10cmほど腰を浮かせます。そうすることで、下がった腸を押し上げやすくなります。また、腹筋がゆるみ、腸に刺激が届きやすくなるのです。

①は、親指以外の4本の指を下腹部の下のほうに置き、恥骨のラインからおへその上まで、まんべんなく押し上げます。下がった腸を押し上げるイメージで、おなかが少しへこむくらいの強さで行います。

②で刺激するのは、便が特に詰まりやすいS状結腸のあるへその下です。親指以外の4本の指を伸ばしてそろえ、左右からトントンとリズミカルに突き押しします。腸を左右にゆらすようなイメージです。

最後に、落下腸の人は、姿勢をよくすることも大切です。

背すじをピッと伸ばすと、おなかの上にある横隔膜が上がるので、骨盤内に落ちていた腸も上に引き上げられます。また、腸を支えている腹筋にも力が入りやすくなり、腸が落ちにくくなります。反対に、背中が丸くなると、内臓が下がり、腸が下にたまりやすくなるのです。

なお、しつこい便秘が必ずしも落下腸によるものとは限りません。大腸ガンなどの重い病気が隠れているケースもあります。体重減少や血便がある人、40歳以上の人は、病気がないか確認するために、一度病院を受診されることをお勧めします。

 

 

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