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便秘を予防するために 腸内環境について

腸内環境を良好に保てば中高年の健康不安を一掃する

投稿日:3月 7, 2017 更新日:

腸内環境を良好に保つことが健康維持には欠かせない

腸こそ私たち人間の体のいわば根源的な臓器であり、腸内環境の良し悪しこそ心と体の健康状態を大きく左右する決め手であるのです。

つまり、腸が若々しく丈夫で活発に働いている人ほど、病気知らずで過ごせ、気持ちを明るく前向きに保て、幸福感を覚えやすいというわけです。

こうした腸の若々しさや丈夫さを決定づけるのが、腸内環境です。腸内では、100種類以上、100兆個もの腸内細菌が住み着いてフローラ(細菌叢。花畑の意)を形成しており、日夜、善玉菌と悪玉菌が勢力争いをくり広げていることは、みなさんもよくご存じでしょう。

このうち、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が増えて優勢になれば、腸内環境がよくなり、免疫力(病原体から体を守るカ)が向上したり、ドーパミンやセロトニンといった幸福ホルモンの分泌が増えたりして、心身の健康状態が良好に保たれやすくなります。

それに対し、腸内でウェルシュ菌やブドウ球菌などの悪玉菌が増えて優勢になれば、腸内環境が藩化し、アンモニア、硫化水素、インドールといつた有害物質が大量に発生して、さまざまな病気を招く温床となるのです。

つまり、腸の善玉菌を増やして悪玉菌を減らし、腸内環境を良好に保つことが、健康維持には欠かせないわけです。

腸内の善玉菌を積極的に増やす

もっとも、悪玉菌といえども完全な悪者ではなく、中には、食物繊維を分解して消化を助けたり、ビタミンを合成したり、病原菌が腸に定着するのを防いだりするタイプもあります。

また、ふだんは善玉の働きをするのに、宿主の人間が が体調をくずすと悪玉に豹変する日和見菌というタイプもいます。私たちの腸内では、日々、人間社会さながらの善悪入り乱れたドラマが展開されているのです。

善玉菌が優勢な環境を保ちつつも、悪玉菌と日和見菌が一定量いるほうが腸の健康にプラスになります。いずれにせよ、腸内フローラを理想の花園にするためには、腸内の善玉菌を積極的に増やさなければなりません。

というのも、加齢とともに、善玉菌の代表であるビフィズス菌の数は急減する傾向にあり、その一方で、悪玉菌は老年期にかけて年々増えていくことが明らかになっているからです。

免疫力が乱れぜんそくリウマチも誘発

善玉菌の減少は、免疫力の低下に直結し、さまざまな病気を誘発する原因になるので、中高年は特に注意しなければなりません。

まず、免疫力が低下すれば、病原菌やウイルス(細菌より小さな病原体)を撃退する力が衰え、カゼやインフルエンザ、肺炎や結核、胃腸炎などの感染症が起こりやすくなります。

また、免疫力が低下すると、外から侵入してきた異物だけでなく、日々、体内で発生しているガン細胞を退治することも困難になってしまうため、発ガンが促される危険も高まるのです。

さらに、腸内環境が悪化して免疫のバランスがくずれると、体の随所で異常な炎症が起こって、ぜんそく・アトピー性皮膚炎・花粉症などのアレルギー病や関節リウマチ・膠原病などの自己免疫病が起こりやすくなることも問題でしょう。自己免疫痛が進めば、手足が不自由になって寝たきりを招くことも珍しくありません。

悪玉菌がはびこって血液がドロドロに

そのうえ、悪玉菌がはびこって腸内に有害物質が大量に発生すると、腸壁からそれらが血管内に取り込まれてしまいます。すると、血液がドロドロに汚れてしまうだけでなく、有害物質が血流に乗って全身に運ばれ、シミ・シワ・肌荒れ・クスミなど肌の老化を加速させる原因になります。

それだけならまだしも、腸内の有害物賓は、高血圧・糖尿病・脂質異常(高脂血)・動脈硬化・脳卒中・心臓病を招く大きな原因になることもわかってきているので、やっかいです。

腸内環境の衰えが、いかに多くの弊害をもたらすか、おわかりいただけたでしょうか。しかし、反対に考えれば、腸内環境を良好に保ちさえすれば、中高年の健康不安を一掃し、みんなが願う健康長寿を実現することに役立つと考えられます。ぜひ今日から、腸内環境の若返りに努めてほしいと思います。

 

 

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