便秘が治らない

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便秘を予防するために 腸内環境について

腸内環境が悪すれば多くの現代病を引き起こす病気体質になる

投稿日:3月 5, 2017 更新日:

腸には免疫細胞の約7割が集中

「腸とは何か?」

この間いに答えられる人がどれだけいるでしょうか。多くの人は、腸のことを、単なる「便の通り道」というくらいの認識しか持っていないかもしれません。「栄養の消化吸収器官」とか「人体最大の免疫器官」(免疫とは病原体から体を守る働き)であることを知っている程度ではないでしょうか。

しかし腸は、私たちが考えている以上に多様かつ重要な働きを担う臓器であることが、最近の研究でわかってきたのです。

そもそも腸は、胃から送られた消化物の分解を進めたり胃酸を中和したりする「十二指腸」、消化物の中から栄養を吸収する「空腸・回腸」、消化物の残りカスの中から栄養と水分を吸収したり貯蔵したりする「結腸」、肛門とつながって便を排泄する「直腸」に分かれています。

このうち、十二指腸・空腸・回腸は「小腸」、結腸・直腸は「大腸」と呼ばれています。

ちなみに、体内で生じたガン細胞や、体内に侵入した細菌・ウイルス(細菌より小さな病原体)などの異物を退治する免疫細胞の約七割は、空腸・回腸・結腸の粘膜に集中しています。腸が「人体最大の免疫器官」といわれるのはそのためです。

脳は腸から生まれた

人間らしい高度な知的活動を担う脳は、もともと腸から派生するように進化して生まれた臓器です。

生物の進化の過程を見ると、初めてニューロン(神経細胞)が出現したのは、クラゲやサンゴなどの腔腸動物の段階です。腔腸動物は脳を持たず、ニューロンは腸に存在しています。この事実は、腸が脳の原型であることを示しています。

実際に腸は、食べ物を吸収していいものと悪いものとに無意識のうちに選別したり、有害な異物を見つけ免疫細胞で撃退したりと、脳に負けないくらい高度な働きを担っているのです。

しかも最近は、腸が脳の働きをも支配し、私たちの心のありようにも大きな影響を及ぼすことがわかってきました。実は、腸は、脳で多幸感をもたらすドーパミンやセロトニンなどを生み出す「幸福ホルモンの源泉」でもあるのです。

興味深いことに、かつての日本人は、こうした腸の大切さに気づいていたようです。例えば、人間の心情・決心・性格・胆力のことを、日本人は「腹(腸)が収まらない」「腹に据えかねる」「腹にしまう」「腹を決める」「腹黒い」「腹がきれい」「腹が据わる」などの慣用句で表現してきました。

また、武士の自決方法として知られる「切腹」も、腹に命や意識が宿っているという考え方に基づいて行われたものと推測されています。

多くの現代病を引き起こす病気体質を呼び込む

このような先人たちと比べると、今の日本人は、腸の大切さにほとんど気づいておらず、腸の健康状態や衰えに対してあまりにも無頓着であると思えてなりません。そして、そのことが、多くの現代病を引き起こす病気体質を呼び込む重大な原因になつているのではないでしょうか。

冷房や薄着でおなかを冷やし、食事は食品添加物たっぷりの加工食品ばかり。肉や揚げ物をたくさん食べ、野菜を食べれば農薬漬け。塩素で殺菌された水を飲み、軽い感染症でも抗生物質を多用する…。

便利さと清潔さばかりを追い求めた結果、現代人の腸内環境は悪化の一途をたどり、大変な危機に瀕しているといわざるをえません。

そこに追い打ちをかけるのが精神的ストレスです。現代社会を生きるうえで私たちはストレスから逃れられずにおり、脳がストレスを感じるとその情報はすぐ腸に届き、腸内環境は急激に悪化してしまうのです。

以上のように、好ましくない生活習慣やストレスの影響や腸内環境が衰えれば、便秘や下痢のみならず、ガンや心臓病、あるいはアレルギー病などの現代病にかかりやすくなることがわかっています。

また、腸の衰えは、脳の機能低下を招いて認知症(ボケ)やウツの発生にもつながるほか、肌や体型など見た目を老けさせる重大原因ともなるのです。

 

 

-便秘を予防するために, 腸内環境について

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