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便秘について

便秘に影響する腸内環境は生活習慣によって大きく変化する

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高齢でも若者以上に腸が若い人がいる

一般に腸は、加齢とともに衰えると考えられがちです。しかし、腸の働きは、腸内環境、つまり腸内細菌のバランスに大きく左右されます。腸内環境は、年齢よりもその人の生活習慣によって大きく変化するのです。

それを物語るように、若い世代でも、腸の働きがまるで高齢者のように衰えている人もいれば、高齢でも若者以上に腸の著さを保っている人がいます。そうしたことを考えると、腸の衰えに関しては、「老化」というよりも、むしろ「劣化」というほうが適切かもしれません。

自分の腸の劣化の度合いを知りたければ、それを見極めるのは簡単です。トイレで便の状態を観察すればいいのです。便は、まさに「腸からのお便り」です。心身の健康状態を把握するためにも、排便したら必ず便をじっくり観察する習慣を身につけてほしいと思います。

では、理想の便とは、どのような便なのかについて説明しましよう。

一回の便の量は、女性なら200g、男性なら300gほどが理想です。便の重さが何gかは、排便前と排便後に体重計に乗ればわかるでしょう。最近は50g単位で量れる便利な体重計も市販されています。それがめんどうな人は、中くらいのバナナ1本分の大きさがだいたい100g、と覚えておいてもいいでしょう。

理想の便は、色が黄色っばくて、においも強くなく、水洗トイレの水に浮かびます。そうして便の塊がパラリとほぐれれば、さらに好ましい状態です。

排便のさいにそれほどいきまずにストンと出ることも、大事な条件の一つです。こうした便が毎日出ていれば、腸内環境は極めて良好といえます。

高脂肪食で腸が衰えるとコゲ茶便が出る

ところが、肉食中心で野菜不足の高脂肪食を続けていると、脂肪を分解する消化液の胆汁(色は茶褐色)がたくさん分泌されます。そのため、便の色が濃いコゲ茶色になつたり緑がかったりします。

さらに、腸内で悪玉菌が増殖して腐敗が起こるため、思わず顔をしかめてしまうほど強烈なにおいを発するようにもなります。

便秘になると、コロコロとして水分の少ない硬い便が出ます。便が長時間、腸内で停滞している間に腸壁に水分が吸収され、コロコロと乾いた便になってしまうのです。当然ながら、水っぽい下痢便や、水中に沈んでしまうほど重い便も、腸の劣化の現れといえます。

こうした便の観察とは別に、おなかの状態を調べることも、腸の劣化の度合いを知るものさしになります。例えば、くさいおならが頻発する人は、腸内環境が衰えて有害ガスが発生していると考えられます。排便後に残便感がある人も、便を運ぶ腸のぜんどう運動(内容物を先送りする働き)がスムーズでない恐れがあります。

 

 

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