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ねじれた腸が原因の便秘を治す「腸ゆらし」のポイント

投稿日:2月 7, 2017 更新日:

驚くほど大量の便が出た

「腸ゆらし」は、ねじれ腸が原因の便秘の解消に大変有効です。実は、考案した横須賀・久里浜医療センター内視鏡部長の水上健先生も腸ゆらしの効果を実感した一人。

水上先生は、もともと便秘ではなかったものの、多忙による運動不足で、3日間以上も便通がありませんでした。おなかが張ってつらく、腸ゆらしを行ったところ、翌朝、便意を催し、トイレに駆け込むと、驚くほど大量の便が出ました。体重を量ると2kgの減量。便を2kgもため込んでいたのです。

その後、他の医師による検査で自分の腸を確認すると、長さが通常の人の1・5倍程度ありました。便の重さで腸が伸びてしまったのです。横行結腸と下行結腸のつなぎ目がねじれ、便がたまっていたようでした。

腸がねじれやすい3カ所をマッサージ

腸ゆらしは、腸が特にねじれやすい3カ所をマッサージします。詰まりやすいところは、①左腹部にある下行結腸②、下腹部にあるS状結腸、③左上腹部にある横行結腸と下行結腸のつなぎ目です。

実際に腸の画像を見ると、多くの人は、腸の他の部分もねじれています。しかし、小腸に近い上行結腸や横行結腸がねじれていても、そこを通るときの便はまだ硬くないので、詰まりにくいのです。肛門に近づくほど水分が吸収され、便が硬くなって詰まりやすくなります。

腸を左右にゆらすようなイメージで

腸ゆらしのやり方は、こちらを参照してください。ここではポイントを紹介します。

①左腹部の腸ゆらし、②下腹部の腸ゆらし、③上体ひねり、の3つのマッサージは、どの順番で行っても構いません。朝の起床直後と就寝前の、1日2回行うとよいでしょう。1回3分程度で済みます。

①と②のマッサージは、リラックスして寝た姿勢で行います。お尻の下に、クッションなどを敷くといいでしょう。下がっていた腸が元の位置に戻りやすくなります。両手の指をそろえて、腸を左右にゆらすようなイメージで、左右からトントンと押します。

③は立って行います。横行括腸と下行結腸のつなぎ目が、肋骨の下にあるので、マッサージはできません。そこで、体を左右にひねって腸をゆらします。

バランスのよい食事も心掛ける

ねじれ腸は遺伝なので、腸ゆらしでは治せません。ですが、腸ゆらしを行うと、便が腸のねじれに引っ掛かりにくくなり、排便の習慣がつくので、便秘に悩まされなくなります。また、規則正しく便通がつくようになったら、1日1回など、回数を減らしてもかまいません。

血便があったり、体重減少があったりする場合、腸ゆらしを3~5日行っても便秘の改善効果がないときは、ポリープ、ガン、炎症性疾患など、別の原因も考えられるので、病院で診察を受けることをお勧めします。

なお、ねじれ腸でも、すべての人が便秘になるわけではありません。テニスやゴルフといった体をひねって腸をゆらすような運動も、ねじれ腸由来の便秘の改善に役立ちます。また、食事も大切です。バランスのよい食事を心掛けると、ねじれ腸の人でも便秘を回避できます。

 

 

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