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便秘について

便秘解消に役立つ2つのトレーニングとマッサージ

投稿日:1月 27, 2017 更新日:

普通の運動では刺激されない大腸

便秘解消のためには、運動やマッサージで、物理的に外から腸を刺激するのも大事です。

腸は、刺激を受けると、それに反応します。朝一杯の水を飲むと、胃に入った水の重みで腸が刺激され、排便が促されるというわけです。

ただし、体を動かす場合、どんな運動でも有効かといえば、実は、そうではありません。というのも、小腸は、おなかの中で浮いているので、ちょっとした運動でも刺激されますが、大腸は位置が固定されているために、普通の運動ではほとんど刺激されないからです。

そこで、大腸を有効に刺激する2つのトレーニングを紹介しましょう。

大腸や肛門括約筋を刺激

それは、「体幹ツイスト」と「肛門ツイスト」です。ともに、体をひねることで、大腸や肛門括約筋(こうもんかつやくきん)を刺激して、便意を促します。

【体幹ツイスト】

①軽く足を開いて、あおむけに寝て、左足を床から離して持ち上げます。

②体をひねって、左ひざを右わき腹の横へ倒します。この姿勢を約5秒キープしましょう。続いて、右足も、左足と同様に行います。

体幹ツイストは、体をできるだけひねったほうが効果的なので、倒したひざの逆方向に顔を向けると、より深くひねることができます。

これを交互にくり返して、全体で3分ほどトレーニングを行ってください。

【肛門ツイスト】

①両足を開いて、洋式の便座に座ります。

②上体を前傾させ、両ひじを両ひざにのせます。そのまま、右の肩を左のひざに近づけ、上体をひねりましょう。5秒ほどキープします。

③続いて、左の肩を右のひざに近づけましょう。同じく5秒ほどキープします。

肛門にひねった刺激が伝わるように、上休の角度を工夫して行いましょう。肛門ツイストも、1回3分を目安に行ってください。

マッサージのポイント

便が出ないときに、押しもみすると便意が起こるスペシャルポイントがあります。

よく、左下のわき腹でそけい部の上(ちょうどS字結腸があるところ)を押すといいといわれますが、それほど効果がありません。

小林先生が勧めているのは、右下のわき腹でそけい部の上、ちょうど盲腸のときに痛むところ(上行結腸の下部)と、左のろっ骨の下です。この2つの部分は、ともに便が停滞しやすいところなので、、押しもみすることで直接刺激を与えることができます。

その部位に、指をそろえて指先を当て、回すように押し込んで、じっくりマッサージをしてみましょう。

押してみて、かたく感じられるところがあれば、そこを重点的にもみほぐしてください。例えば、入浴中、湯ぶねの中で、この2つのスペシャルポイントを押してみてもいいでしょう。入浴によって、体が温められ、おなかの血行もよぐなっていますから、刺激による効果も上がりやすくなっているはずです。

ただし、押して、痛みが出たときは、あまり刺激してはいけません。腸マッサージはすぐに中止してください。

腸のぜんどう運動が弱くなり、便秘が起こっている人の場合、運動やマッサージに対しても反応が鈍くなっています。このため、トレーニングをしても、最初のうちはあまり効果を感じられないことがあるかもしれません。そうしたケースでも、すぐにあきらめてしまわないことが肝心です。

生活や食事を変えることで腸内環境が整えば、運動の効果も上がりやすくなりますから、根気よく運動を続けることが大事なのです。

いきみすぎはさまざまなトラブルにつながる

最後に、排便時の注意をつけ加えておきましょう。

便がなかなか出ないと、ついついいきみすぎてしまいます。これは禁物。いきみすぎは、さまざまなトラブルにつながるからです。

まずは、いきみすぎると、痔になりがちです。また、出産後など直腸にポケットができてしまうと、直腸ガンにもなりやすくなります。

なかでも最も危険なのは、脳卒中を引き起こすことです。いきむと、ついつい息を止めて力を入れてしまいます。これが脳卒中などの危険な病気を引き起こすきっかけになることがあるのです。

ことに高齢者の場合、気温差の激しい冬のトイレでは、「いきむ」 ことで危険度が高まってしまいます。高齢者でなくても、息を止めることは、全身の血流を悪くしてしまいますから、勧められません。

 

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